NERL (NorthEast Research Libraries Consortium)※の評議会は、1月21日、出版社との交渉のための枠組み"MIT Framework for Publisher Contracts"への支持を表明した。
同評議会は、学術研究成果のオープンかつ公平な普及を強く支持するとともに、同枠組みがその目標達成に向けた重要な一歩であることに言及。
著者が、論文のジャーナル掲載時に研究機関や助成機関のOA(オープンアクセス)ポリシーを放棄する必要がないことや、著作権の放棄を要求されないことなど、同枠組みの6原則を示しながら支持を表明した。
※電子資料のライセンシングおよびライフサイクル管理に関連する課題解決のための協調を目的として、1996年にイエール大学が主導し設立したコンソーシアム。なお、2013年4月に、運営をイリノイ州シカゴのCRL(Center for Research Libraries)に移管した。
[ニュースソース]
The NERL Executive Board Approves Support for the MIT Framework for Publisher Contracts ― NERL 2020/01/21 (accessed 2020-01-23)
[小欄関連記事]
2019年12月26日 UC図書館、"MIT FRAMEWORK FOR PUBLISHER CONTRACTS"への支持を表明
2019年11月15日 MIT、出版社との交渉のための枠組みを公表