ゴールドOA実現には資金が必要、必ずどこかにシワ寄せが。学協会の収益構造とビジネスモデル(記事紹介)

2020年01月27日

北米・中南米

ACM SIGCHI(Association for Computing Machinery's Special Interest Group on Computer Human Interaction)は、1月18日、"ACM, SIGCHI, AND THE ECONOMICS OF OPEN ACCESS PUBLISHING"と題する記事を公開した。

本記事は、ACMがゴールドOA(オープンアクセス)の実現及びすべてのコンテンツをACM Digital Library上で自由に利用できるようにする場合、他の収入源を確保するか、学協会の活動を縮小するしかないと指摘。

OA化にかかる費用を捻出するためにSOUPSが参加登録費を値上げした事例や、学協会の活動費用(学生の渡航費支援、イベントやキャリア開発など)を削減する方法もあることを紹介しながら、ACM、arXiv、IEEEなどのコンテンツの発見性・可用性・永続性の維持方法、収益構造などを示している。

また、OA化のための収益モデルの種類やOA化を推進するうえで各学協会が検討すべき事項なども示している。

[ニュースソース]

ACM, SIGCHI, AND THE ECONOMICS OF OPEN ACCESS PUBLISHING ― SIGCHI 2020/01/18 (accessed 2020-01-23)​