Jisc(Joint Information Systems Committee、英国情報システム合同委員会)は、1月27日、KE(Knowledge Exchange)を構成する5機関の所在国における、小規模出版社などのOA転換に向けた取り組みの状況を公開した。
本記事は、英国のJisc、オランダのSurf、デンマークのDeiC(Danish e-Infrastructure Cooperation)などKEを構成する6機関のうち、5機関の所在国(英国、オランダ、デンマーク、フランス、フィンランド)におけるPlan Sの準拠に向けた小規模出版社・学協会向けの取り組みをまとめたもの。
たとえば英国においては、IP(Information Power)社がSPA-OPSプロジェクトの報告書やツールキットを公開したこと、Jiscが小規模出版社とOA(オープンアクセス)のパイロット契約を結んだこと、オランダにおいてはVSNUと大学図書館が複数の出版社(Brill社、European Respiratory Society、IWA Publishingなど)と転換契約について議論していることなどを示している。
[ニュースソース]
The Knowledge Exchange and Transitional Open Access for Smaller Publishers ― Jisc 2020/01/27 (accessed 2020-01-29)