Nature誌は、2月13日、"Popular preprint servers face closure because of money troubles"と題する記事を公開した。
本記事は、プレプリント向けプラットフォームを提供するCOS(Center for Open Science)が利用料を2020年から課すことを受けて、インドネシアのローカルプレプリントサーバーINA-Rxivが資金不足により閉鎖することを紹介。同様にボランティアで運営されているArabiXiv、AfricArxiv、IndiaRxivなどの先行きも不透明であることを示している。一方、MarXiv、EarthArXivなどはCOSの利用を取りやめ、他のプラットフォームへの移行を考えているという。
INA-Rxivの立ち上げに関わった研究者やCOS関係者のコメントも紹介している。
[ニュースソース]
Popular preprint servers face closure because of money troubles ― Nature 2020/02/13 (accessed 2020-02-18)
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