WHO(World Health Organization、世界保健機関)は、2月27日、EML(Model list of Essential Medicines、必須医薬品モデルリスト)のデジタル版(オンラインデータベース)を公開した。
EMLは、医薬品の入手が困難な開発途上国でも最小限必要な医薬品を手頃に入手できるよう選定された医薬品のリストで、医薬の処方、効き目、服用条件や臨床的根拠などの情報を含んでいる。1977年の初版発行から、専門家グループが2年に1回当該リストの改訂を行い、印刷版やPDF版を公開してきた。
EMLデジタル版を公開したことにより、スマートフォンなどから無料で簡単にアクセスや検索ができるようになったほか、ExcelやWordへの出力することで、独自のリストの作成も可能になったという。
[ニュースソース]
WHO launches a digital version of its Model list of Essential Medicines (EML) ― WHO 2020/02/27 (accessed 2020-03-03)
必須医薬品モデルリスト ― 日本WHO協会事務局 2017/06/07 (accessed 2020-03-03)