COAR(Confederation of Open Access Repositories、国際オープンアクセスリポジトリ連合)とSPARCは、3月2日、米国OSTP(Office of Science and Technology Policy、大統領府科学技術政策局)が募集しているパブリックコメントへの回答を公開した。
今回COARとSPARCが公開した回答は、OSTPの"DRAFT Desirable Characteristics of Repositories for Managing and Sharing Data Resulting From Federally Funded or Supported Research"(仮訳:ドラフト 連邦政府から助成を受けた研究成果のデータを管理・共有するためのリポジトリの望ましい特性)へのパブリックコメントに対するもの。
ドラフトに示された特性について賛意を示しながらも、ポリシーの目的(アクセス、完全性など)とその目的達成に資する実践(メタデータやライセンスなど)との区別を認識すること、国・地域を超えた相互運用性を確保すること、分野特化型および一般リポジトリの両方を対象にすることなど、一般的な見解を示している。
その他に、"Essential Characteristics for Repositories Managing Research Data Framework"と題した目的とそれに応じた重要な特性を示した一覧、すべてのデータリポジトリの望ましい特性や、ヒトデータを保存するリポジトリに関する考察なども示している。
COAR / SPARC Response to the OSTP Draft Desirable Characteristics of Repositories Managing Data(p df:全7ページ)
※以上、COAR (accessed 2020-03-04)
[ニュースソース]
What should be the essential baseline practices for repositories that manage research data? ― COAR 2020/03/03 (accessed 2020-03-04)
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