Springer Nature社は、4月6日、ホワイトペーパー"APCs in the Wild: EXPLORING FUNDING STREAMS FOR AN ACCELERATED TRANSITION TO OPEN ACCESS"を公表した。
本ホワイトペーパーは、APC(論文掲載料)の財源に関する、Springer Nature社ジャーナルの著者1,014人へのアンケート調査および研究機関の代表者16人へのインタビュー調査の結果をまとめたもの。
結果として、APCの調達方法は複雑で、著者はさまざまなAPC助成を組み合わせていること、特にゴールドOAについて多くのAPCが"in the wild"※なためAPC助成の流れをモニタリングすることは困難であること、1/4以上の著者は"in the wild"なAPC助成のみを利用しており、さらに50%は、"in the wild"なAPC助成とモニタリングが容易なAPC助成と組み合わせて利用していることなどを示している。
※中央管理されている図書館または機関の予算の範囲外で、簡単に識別または追跡できない状態。
APCs in the Wild: EXPLORING FUNDING STREAMS FOR AN ACCELERATED TRANSITION TO OPEN ACCESS (pdf:全49ページ)
※以上、figshare (accessed 2020-04-08)
[ニュースソース]
A better understanding of APC funding sources could accelerate the transition to open access ― Springer Nature 2020/04/06 (accessed 2020-04-08)
'APCs in the Wild' – Whitepaper ― Springer Nature (accessed 2020-04-08)