Taylor & Francis社は、4月16日、cOAlition Sの‟Transformative Journal"(転換ジャーナルまたは移行ジャーナル)の枠組み改訂に対するコメントを公開した。
同社は、cOAlition Sが出版社などからのフィードバックを反映し、ジャーナルの完全OA(オープンアクセス)への転換基準の閾値を引き上げたことなどについて感謝の意を表明。その一方で、cOAlition Sが2024年末までとしているOAへの転換を条件としたハイブリッドモデルのサポートについて、2024年末時点でOAへの転換に取り組むジャーナルに対してもサポートすべきことや、OAで出版しなくてはならないコンテンツの年間転換率の達成が困難であることなどをコメントした。
[ニュースソース]
Taylor & Francis welcomes new guidance from cOAlition S ― Taylor & Francis 2020/04/16 (accessed 2020-04-20)
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