理研、新型コロナウイルス対策を目的としたスパコン「富岳」の優先的利用課題に「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策」の追加を発表

2020年04月28日

日本

​理化学研究所は、4月24日、スーパーコンピューター「富岳(ふがく)」の新型コロナウイルス対策を目的とした優先的な試行的利用・実施課題において、1件の追加を発表した。

追加されたのは、「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策」。本課題では、理研や複数の大学、企業が連携し、「富岳」に実装を進めている熱流体解析ソフト「CUBE」を用いて、電車内などにおける高精度かつ大規模な系でのシミュレーションを実施。これにより感染リスク低減に向けた提案も行いたいという。

なお本課題で、新型コロナウイルス対策を目的とした「富岳」の優先的な試行的利用・実施課題は合計5件になったが、理研では引き続き研究提案を受け付けている。

室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(pdf : 全1ページ)

※以上、理研 (accessed 2020-04-27)

[ニュースソース]

新型コロナウイル​​ス対策を目的としたスーパーコンピュータ「富岳」の優先的な試行的利用 実施課題の追加について ― 理研 2020/04/24 (accessed 2020-04-27)

[小欄関連記事]

2020年04月10日 文科省、新型コロナウイルス研究・対策のためにスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」の提供および国内スパコンの計算資源活用の研究課題の臨時公募を決定