KISTI、COVID-19関連論文や研究データを”KOAR”および”DataOn”を通じて公開すると発表

2020年05月01日

アジア・オセアニア

韓国のKISTI(韓国科学技術情報研究院)は、4月24日、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)関連論文や研究データを"KOAR"および"DataOn"を通じて公開すると発表した。

KOARはOA(オープンアクセス)論文の検索やOA出版などをサポートするプラットフォームで、一方のDataONは、国内外の機関と連携し、研究データの提供、登録・管理、検索、コミュニティーサポート機能などを備えるプラットフォーム。いずれもKISTIが運営・管理を行っている。

KOARでは国内の研究者が作成したプレプリントを公開するほか、bioRxivやmedRxivで公開されたプレプリントを公開後1週間以内に利用可能にする。

また、DataONでは、すでに国内外のCOVID-19関連研究データ(約600件)、レポート、ソフトウエアなどの情報を提供しており、今後もCODATA、RDA、WDS、GO-FAIRが主宰するVODAN(Virus Outbreak Data Network)に参加するなど、世界規模のコラボレーションを進めていくという。

今回のCOVID-19関連論文や研究データの公開は、米国、EUなど17カ国の関連省庁との電話会議による議論、取り決めに基づき、実施したものだとしている。

[ニュースソース]

KISTI, 코로나19 관련 논문 및 연​​구데이터 전 세계 공유 ― KISTI 2020/04/24 (accessed 2020-04-27)

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