ARL(Association of Research Libraries、研究図書館協会)は、5月6日、米国OSTP(Office of Science and Technology Policy、大統領府科学技術政策局)による連邦政府から助成を受けた研究の査読付き学術出版物、データおよびコードのパブリックアクセスに関するRFI(Request For Information、意見招請)へのコメントを公開した。
ARLは、連邦政府が助成した研究成果物(学術出版物、データ、コード)の流通における制限、問題点を指摘。連邦政府機関に対し、助成金申請の審査においてあらゆる種類の研究成果物を対象とし量より質に着目すること、データ共有のためのオープンインフラの構築および維持管理のために競争的資金を利用できるようにすること、大学や図書館に競争的資金を提供しデータキュレーションおよびデータの長期的管理に関する機関間のパートナーシップを強化することなどを提言した。
[ニュースソース]
ARL Responds to US Office of Science and Technology Policy Request for Information on Public Access to Federally Funded Research ― ARL 2020/05/06 (accessed 2020-05-12)
[小欄関連記事]
2020年04月17日 米国OSTP、連邦政府から助成を受けた研究の査読付き学術出版物、データおよびコードのパブリックアクセスに関するRFIへのコメント期限を延長
2020年02月26日 米国OSTP、連邦政府から助成を受けた研究の査読付き学術出版物、データおよびコードのパブリックアクセスに関するRFIを告示