COVID-19研究のOA化における“PMC”および“CORD-19”の実績(記事紹介)

2020年05月27日

北米・中南米

SPARCは、5月19日、"Strong Community Response to Free Scholarly Article Access to Fight COVID-19"と題する記事を公開した。

本記事は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)研究のOA(オープンアクセス)化における、"PMC(PubMed Central)"および"CORD-19(COVID-19 Open Research Dataset)"の実績を紹介したもの。

NLM(National Library of Medicine、米国立医学図書館)が、世界の50出版社が参加する"Public Health Emergency COVID-19 Initiative"の下、PMCを通じてCOVID-19関連論文を公開し、5月中旬に800万アクセスを達成したこと、AI2(Allen Institute for AI、アレン人工知能研究所)がホストしNLM、OSTP(Office of Science and Technology Policy、大統領府科学技術政策局)、CZI(Chan Zuckerberg Initiative)、Microsoft Researchなどが参加するCORD-19が機械学習向けの論文(立ち上げ時2万9,000件)を多数公開しCOVID-19研究に寄与したことなどを概説している。

また、COVID-19パンデミック終息後もコンテンツへの永続的なアクセスを提供する出版社がある一方で、暫定的な処置だとする出版社があるなど、パンデミック終息後の対応については不透明であることなども示している。

                                            

[ニュースソース]

Strong Community Response to F​ree Scholarly Article Access to Fight COVID-19 ― SPARC 2020/05/19 (accessed 2020-05-26)

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