韓国のKESLI、学術出版社に対しCOVID-19対応のための協力要請を示した公開書簡を公開

2020年07月13日

アジア・オセアニア

韓国のKISTI(韓国科学技術情報研究院)が主管するKESLI(Korean Electronic Site License Initiative、韓国電子サイトライセンス・イニシアチブ)は、7月3日、"코로나 19에 대응한 컨소시엄 참가 對정보공급사 공개 서한" (仮訳:COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に対応するコンソーシアム参加(機関)から情報供給社への公開書簡)を公開した。

これは、学術出版社に対して、「世界の公衆衛生と経済危機が回復するまで購読料引き下げ」「サブスクリプションの更新期限および支払期限の延長」「オンラインリモートアクセスの拡大と他の認証方法の開発提供」「サブスクリプションコンテンツの利用制限の一時的緩和」「OA(オープンアクセス)出版拡大」の5つの事項を要請したもの。

COVID-19により、研究者は図書館への入館が制限されるなど情報へのアクセスが困難になりオンライン情報への依存度が増加、大学も予算削減や授業料返還要求などに直面していることから本公開書簡を発表したという。

[ニュースソース]

도서관계, 코로나19 위기 극​복을 위해 학술출판사의 협력 요청 ― KISTI 2020/07/03 (accessed 2020-07-10)