EUA（European University Association、ヨーロッパ大学協会）は、7月15日、"Read & Publish contracts in the context of a dynamic scholarly publishing system"を公開した。
これは、科学技術政策に関するコンサルタントを専門とするTechnopolis Group社が作成した、Read & Publish契約などのOA（オープンアクセス）出版契約に関する研究報告書。
主な知見として、「購読契約（エンバーゴ後のOA）」「Read & PublishもしくはPublish & Read契約」「出版社が運営するジャーナルもしくはプラットフォームを通じたOA出版に関する契約」「コミュニティーが運営するプラットフォームを通じたOA出版に関する契約」というOA出版に関わる4つのシナリオを設定し調査した結果、回答者の多くが「購読契約」を望んでいないこと、「Read & PublishもしくはPublish & Read契約」は暫定的な契約と見なしていること、今後普及する可能性がある「出版社が運営するジャーナルもしくはプラットフォームを通じたOA出版に関する契約」「コミュニティーが運営するプラットフォームを通じたOA出版に関する契約」が望ましいとする回答が多かったことなどを示している。
Read & Publish contracts in the context of a dynamic scholarly publishing system （pdf: 全91ページ）
※以上、EUA (accessed 2020-07-16)
［ニュースソース］
Read & Publish contracts in the context of a dynamic scholarly publishing system ― EUA 2020/07/15 (accessed 2020-07-16)