IEEE Spectrumは、7月27日、"Peer Review of Scholarly Research Gets an AI Boost"と題する記事を公開した。
本記事は、OA(オープンアクセス)出版社であるFrontiers社が導入したAI(人工知能)査読ツール"AIRA(Artificial Intelligence Review Assistant)"について、同社の関係者のインタビューを交えながら紹介したもの。
同社が6月に導入して以来、1万1,000件以上の投稿論文の査読に本ツールを使用したことや、同社のデジタル査読プラットフォームに組み込んだため外部の編集者、著者、査読担当者が本ツールを利用していることを紹介。本ツールが論文の品質評価、査読の品質評価、および編集者と査読者への提案という3つの機能を有していることのほかに、AIバイアスの課題への対処などについても示している。
[ニュースソース]
Peer Review of Scholarly Research Gets an AI Boost ― IEEE Spectrum 2020/07/27 (accessed 2020-07-28)
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