NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、9月16日、「研究専従換算係数を考慮した日本の大学の研究開発費及び研究者数の詳細分析」(調査資料-297)を公表した。
本調査は、日本の大学の研究開発費と研究者数について、研究専従換算係数※を用いて換算・分析したもの。
その結果として、2001年度から2017年度にかけての本調査では大学等の研究開発費の総額は-1.5%と減少しているが、研究専従換算をしない場合は12.6%の増加と大きく異なること、研究開発費に占める人件費の減少は特に論文数シェアの低いグループで顕著なこと、研究者数に占める教員の割合は減少しているが大学院博士課程の在籍者数は増加していることなどが示されたという。
その他、国公私立大学別、論文数シェアを用いた大学グループ分類別、研究開発費の費目別、負担源別、研究者の業務区分別の詳細なデータを示している。
※研究者の総職務時間に占める研究時間の割合。
研究専従換算係数を考慮した日本の大学の研究開発費及び研究者数の詳細分析(html)
※以上、NISTEP (accessed 2020-09-17)
[ニュースソース]
研究専従換算係数を考慮した日本の大学の研究開発費及び研究者数の詳細分析 [調査資料-297]の公表について ― NISTEP 2020/09/16 (accessed 2020-09-17)