Wiley社とのread & publish契約締結後9カ月で生じた変化(記事紹介)

2020年10月05日

ヨーロッパ

​Jiscは、9月25日、"The UK Wiley read and publish agreement – nine months on"と題する記事を公開した。

本記事は、英国最大規模のread & publish契約をJiscがWiley社と締結した後の9カ月間の経過を示したもの。

8月31日時点で前年比82%増の5,164論文がOA(オープンアクセス)で公開されたこと、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)パンデミックによる影響を受けた4・5月の論文出版数の平均がほかの月に比べ2倍以上(770論文)となったことなどを示している。

そのほかに、本契約が英国のすべての研究成果を自動的にOAとする契約ではないため、各機関と協力しながら支出をコントロールしつつ、各助成機関のポリシーに準拠するための保護措置を講じていること、保護措置の一つとして10月中旬からUKRI(UK Research and Innovation)、COAF(Charity Open Access Fund)、Wellcomeから助成を受けた研究成果をOA公開できるようにすること、2021年に本契約のOA対象ジャーナルが増加することなども紹介している。

[ニュースソース]

The UK Wiley read and pu​​blish agreement – nine months on ― Jisc 2020/09/25 (accessed 2020-09-30)

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