CUP、“Coronavirus Free Access Collection”登載記事のダウンロード数が約170万件に達したと発表

2020年10月21日

ヨーロッパ

CUP(Cambridge University Press、ケンブリッジ大学出版局)は、10月14日、"Coronavirus Free Access Collection"登載記事のダウンロード数が約170万件に達したと発表した。

同出版局は、WHO(World Health Organization、世界保健機関)が新型コロナウイルス感染に対し国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態を宣言した1月に、同コレクションを公開。当初70程度であったブックチャプターおよびジャーナル論文は1,000を超えたという。

採択されたCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)関連論文の90%は受理後48時間以内に、さらに60%は24時間以内に公開されている。投稿先がハイブリッドOA(オープンアクセス)ジャーナルかゴールドOAジャーナルかに関わらずゴールドオープンライセンスの下で出版され、ゴールドOAタイトルについてはAPC(論文掲載料)を免除しており、APCを免除した論文が約1,000件に達したという。なお、APC免除は今年12月まで実施するという。

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[ニュースソース]

Free collection of coronavirus research sees 1.7 million downloads ― CUP 2020/10/14 (accessed 2020-10-20)​