NISTEP、引用文献の組み合わせから測る新規性に関する研究を公表

2020年11月12日

日本

NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、11月6日、「知識結合に基づく新規性評価に関する研究」(DISCUSSION PAPER No. 190)を公表した。

本研究は、論文の質的評価の一指標として、新規性に着目。既存知識の新しい組み合わせが革新的な成果へ導くという考えに基づき、Dahlin and Behrens (2005)が提案した引用文献の組み合わせから測定される新規性指標を自然科学系全般へと拡張した。さらに研究者に対するサーベイ調査の結果を用いて、本指標がどのような研究の新規性を測っているのかバリデーション分析も行った。

その結果として、本指標は、さまざまな研究成果の類型において研究者が判定する研究の新規性を反映していること、それゆえ研究者による研究の新規性を計測する代理変数として有用なことがわかったという。

知識結合に基づく新規性評価に関する研究-(html

※以上、NISTEP (accessed 2020-11-11)

[ニュースソース]

知識結合に基づく新規性評価に関する研究[DISCUSS​ION PAPER No.190]の公表について ― NISTEP 2020/11/06 (accessed 2020-11-11)