プレプリントは、質の高い科学を提供できるか?(記事紹介)

2020年11月19日

日本

Editage Insightsは、11月12日、「プレプリントの成長は査読への信頼を揺るがしているのか?」と題する記事を掲載した。

本記事は、査読プロセスを経ないプレプリントのメリットとデメリットを紹介し、プレプリントを利用した質の高い科学の普及を提案している。

プレプリントのメリットとして、研究成果発表の迅速化と優先権確保、アクセスのしやすさ、公開レビューの機会があるなどを挙げている。一方デメリットとして、科学的整合性を危険にさらす、読者は自分の世界観にあった情報のみを選択、人目を引く派手な結果になりがち、膨大な数のプレプリントから質の高い研究を見つけられないなどを示している。

本記事では課題の解決として、論文撤回の理由をプレプリントサーバーが公開していること、bioRxivとmedRxivの広範なチェック体制、AIを活用した原稿チェック機能などを紹介している。

[ニュースソース]

プレプリントの成長は査読への信頼を揺るがしてい​るのか? ― Editage Insights 2020/11/12 (accessed 2020-11-18)