NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、12月1日、「将来のサーキュラーエコノミー社会のためのフォーサイト~日本-フィンランド共同プロジェクト」(調査資料-300)を公表した。
これは、日本とフィンランドにおける将来のイノベーションに資する科学技術の特定を目的としたプロジェクト。NISTEPが2017~2019年に実施した第11回科学技術予測調査からサーキュラーエコノミー(circular economy、循環経済)に関連する116トピックをピックアップし、フィンランドの研究者にデルファイ調査および専門家ヒアリングを行い、その結果を日本と比較した。
結果として、科学技術トピックの国際競争力と重要度は日本が正の相関関係がみられたのに対しフィンランドは負の相関があったこと、ICTや材料科学関連を除き全体的にフィンランドの方が科学技術的、社会的に早期の実現が予想されたことなどを示している。
将来のサーキュラーエコノミー社会のためのフォーサイト~日本-フィンランド共同プロジェクト~(html)
※以上、NISTEP (accessed 2020-12-03)
[ニュースソース]
将来のサーキュラーエコノミー社会のためのフォーサイト~日本-フィンランド共同プロジェクト~[調査資料-300]の公表について ― NISTEP 2020/12/01 (accessed 2020-12-03)
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