Springer Nature社は、11月30日、VSNU(Association of Universities in the Netherlands、オランダ大学協会)らと作成したホワイトペーパー"Open for All, Exploring the Reach of Open Access Content to Non-Academic Audiences"を公開した。
本ホワイトペーパーは、SDGs(持続可能な開発目標)に関連する2017年に発行された約36万件のドキュメントを対象としたビブリオメトリック分析および、同社のWebサイトの読者(約6,000人)を対象にした調査結果を基に、OA(オープンアクセス)で出版されたコンテンツの効果や利用者を明らかにしたもの。
結果として、SDGsをサポートしゴールドOAで公開される研究成果はより多く利用・注目されること、ハイブリットモデル下において即時ゴールドOAで出版されたドキュメントは購読コンテンツに比べて平均ダウンロード数や共有回数が数倍になり注目度が高いこと、OAは非研究者層に多大な恩恵をもたらし相当数の非アカデミックのユーザーグループに利用されていることなどを示している。
[ニュースソース]
Gold Open Access research has greater societal impact as used more outside of academia ― Springer Nature 2020/11/30 (accessed 2020-12-04)