“COVID-19 Testing Impact Calculator”の概要(記事紹介)

2020年12月10日

北米・中南米

NIH(National Institutes of Health、米国立衛生研究所)は、12月7日、"NIH-funded tool helps organizations plan COVID-19 testing"と題する記事を公開した。

本記事は、学校や企業などの組織がCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染緩和策や感染症対策を検討する際に役立つオンラインツール"COVID-19 Testing Impact Calculator"を概説したもの。

本ツールが、組織の規模、マスク着用率、COVID-19検査中に支払う従業員の時給などの詳細情報を入力すると、検査戦略をモデル化し、1週間当たりの検査(抗原検査およびPCR検査)にかかるコスト、1日当たりの検査人数などを表示できることを示している。またマスクの着用率、接触者追跡プログラムの有無などの変更で、組織における感染症対策がもたらす検査コスト削減効果を可視化できることなども紹介している。

そのほか、本ツールは、NIHの研究所の1つであるNIBIB(National Institute of Biomedical Imaging and Bioengineering、米国生物医学画像・生物工学研究所)が助成し、マサチューセッツ総合病院のコンソーシアムCIMITと、MIT (Massachusetts Institute of Technology、マサチューセッツ工科大学)の研究者のチームが構築したことなども述べている。

[ニュースソース]

NIH-funded tool helps organizatio​ns plan COVID-19 testing ― NIH 2020/12/07 (accessed 2020-12-09)

COVID-19 Testing Impact Calc​​ulator ― CIMIT (accessed 2020-12-09)