NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、2月26日、「博士人材の年齢別人材流動モデルの構築と試行的な将来予測」(DISCUSSION PAPER No.193)を公開した。
2020 年に政府が決定した、「研究⼒向上・若⼿研究者⽀援総合パッケージ」では、"我が国の⼤学本務教員に占める40 歳未満の教員が3 割以上となることを⽬指し、40 歳未満の⼤学本務教員を約1 割増(2025 年度)"等の達成⽬標が掲げられている。
本研究は、確率遷移の考え⽅に基づき博⼠⼈材の年齢別の⼈材流動のモデルを構築し、2016 年度以前の調査公開データ(学校教員統計調査ほか)を基に定量的に解析し、2025 年度までの年齢別⼤学本務教員数の予測シミュレーションを⾏ったもの。
本シミュレーションによる各結果は、2018 年度・2019 年度の実際の調査結果と整合しており、2025 年度には⼤学本務教員における40 歳未満の割合は20.1 %まで低下することが予想されたという。
博士人材の年齢別人材流動モデルの構築と試行的な将来予測(html)
※以上、NISTEP (accessed 2021-03-01)
[ニュースソース]
博士人材の年齢別人材流動モデルの構築と試行的な将来予測【DISCUSSION PAPER No.193】の公表について - NISTEP 2021/02/26 (accessed 2021-03-01)