Springer Nature社、オープンリサーチに対する著者の姿勢や動機などに関する知見を得るためのイニシアチブをUCと開始

2021年04月20日

ヨーロッパ

Springer Nature社は、4月15日、UC(University of California)とパートナーシップを締結したと発表した。

本パートナーシップにより、両者はOA(オープンアクセス)論文・データ・コード、透明性のある査読、プレプリントなどオープンリサーチ実践に対する著者の姿勢や動機などの理解を深めるためのイニシアチブを開始。また、パートナーシップの一環として、UCの著者に、Natureの一部の旗艦タイトルのGOA(Guided Open Access)を試用できるオプションを与える。

本イニシアチブに参加する著者は、リポジトリでのデータ公開、プロトコルのデポジット、ピアレビューおよびコードのリリース、プレプリントの投稿、EAR(Editorial Assessment Report)もしくはレビュアーレポートの公開など、Springer Nature社およびUCがサポートするオープンリサーチイニシアチブに積極的に関与することが推奨されるという。

また、オープンリサーチ慣行に従う動機や障壁を減らすことなどについて参加者にインタビューを行い、結果はホワイトペーパーを通じて公表されるという。

[ニュースソース]

Springer Nature and the University o​​f California join together to better understand author attitudes to open research ― Springer Nature 2021/04/15 (accessed 2021-04-19)

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