CRL(Center for Research Libraries)が運営するコンソーシアムNERLは、5月26日、学術出版社などとのライセンス契約交渉における優先事項"PDE(Preferred Deal Elements)"を公表した。
このPDEは、同コンソーシアムが、3月の"Better Deal"(よりよい契約)を求める声明で示したコア・バリュー(透明性、持続可能性、公平性、再現性、柔軟性)に基づいたもの。本発表では、学術出版社との交渉に関わる7カテゴリ(料金、契約期間、オプトイン、OA(オープンアクセス)など)について、PDEとそのPDEに対応するコア・バリューを示している。
NERLは、同PDEが、Elsevier社、Springer Nature社、OUP(Oxford University Press)などと現在行っている交渉をサポートするものであるなどと述べた。
[ニュースソース]
NERL Develops Preferred Deal Elements for License Negotiations — NERL 2021/05/26 (accessed 2021-05-27)
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