JST、研究課題を統合的に検索できるサービス「GRANTS」を開始

2021年07月02日

日本

JST(科学技術振興機構)は、6月30日、研究課題を統合的に検索できるサービス「GRANTS(研究課題統合検索)」を開始した。

これは、情報基盤の強化(科学技術情報インフラの構築)の一環として、国の政策などに基づき研究開発を推進する事業により行われている研究課題について、実施機関や事業の壁を越え検索ができる統合検索サービス。

フリーワード入力による簡易検索、ファンディング機関や研究者情報などを入力する詳細検索があり、論理演算式を使っての検索も可能。

現在は、JSTプロジェクトデータベースおよびKAKEN(科学研究費助成事業データベース)に収録されているデータが対象だが、段階的に参画するファンディングエージェンシーを拡充し、ファンディングエージェンシー間の情報共有を進め、企業側からのシーズ探索や研究機関・研究者側からの情報収集に資するものを目指していくという。

本サービスは、システム開発をNII(National Institute of Informatics、国立情報学研究所)が担い、JSTにより運営される。利用は無料。

[ニュースソース]

研究課題を統合的に検索できるサービス「GRANTS」の​開始について― JST 2021/06/30 (accessed 2021-06-30)