JST(科学技術振興機構) NBDC(National Bioscience Database Center、バイオサイエンスデータベースセンター)は、6月30日、「NBDCヒトデータ共有ガイドライン」および「NBDCヒトデータ取扱いセキュリティガイドライン」の一部改定・施行を発表した。
本改定は、新たな公開カテゴリー「登録者公開データ」の導入や、データ利用時の解析委託に関する変更など、利用者の利便性の向上を目的としたもの。
本改定により、制限公開データのデータセットごとに作成した「概要情報」を簡易な手続きで閲覧可能になったほか、ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針などにおいて機関ごとに行っていたデータの利用申請を、一定条件を満たす場合、研究代表者と異なる機関に所属する解析受託者も申請できるようになったという。
また、NBDCヒトデータベースから取得したデータや当該データを加工したデータの販売禁止、武器開発・軍事への利用禁止などデータ利用者の遵守事項に関する文言を明確化し、実運用に合わせた記載へと変更した。
[ニュースソース]
データ利用者の利便性向上等を目的としてヒトデータの取扱いに関するガイドラインを改定・施行しました ― NBDC 2021/06/30 (accessed 2021-07-02)
「NBDCヒトデータ共有ガイドライン」および「NBDCヒトデータ取扱いセキュリティガイドライン」の改定について ― NBDCヒトデータベース (accessed 2021-07-02)