UC(University of California)は、8月3日、NAS(National Academy of Sciences、米国科学アカデミー)とOA(オープンアクセス)出版契約を締結したと発表した。契約は2021年8月から2023年7月まで。
これにより、UCキャンパス、Berkeley Lab(Lawrence Berkeley National Laboratory)、およびLLNL(Lawrence Livermore National Laboratory)の著者は、PNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences、米国科学アカデミー紀要)にAPC(論文掲載料)を支払うことなくOAで論文を出版できる。
また、UC図書館が定額年会費を一括して支払うことにより、UCキャンパスの学生および研究者は1915年までさかのぼるPNASの全コンテンツに無料でアクセスでき、同大学の著者のOA出版にかかるコストも削減できるという。
[ニュースソース]
PNAS and the University of California announce open access publishing agreement ― UC 2021/08/03 (accessed 2021-08-12)
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