UKRI(UK Research and Innovation)は、8月6日、新たなOA(オープンアクセス)ポリシーを発表した。
本ポリシーは、2022年4月1日以降に投稿されるUKRIから助成を受けた査読済み研究論文について、VoR(version of record)をジャーナル・出版プラットフォームで、もしくはAAM(Author Accepted Manuscript、著者最終稿)をリポジトリで即時公開することを義務化。ライセンスはCC BYのほか、CC BY-NDも例外的に認めるという。
また、本ポリシーは、OA化の対象をモノグラフに拡大。2024年1月1日以降に出版されるモノグラフについて、出版後12カ月以内に、VoRもしくはAAMを出版社のWebサイトやプラットフォーム、リポジトリで公開することを義務化した。モノグラフのライセンスは、CC BYを基本とし、CC BY-NDやCC BY-NCも認めるという。
UKRIは、本ポリシーの実施にあたって、OAのための大幅な出版助成金の増額、セクターのOA交渉をサポートするJiscへの助成、出版における文化変革をサポートする活動などを行うとした。
[ニュースソース]
UKRI announces new Open Access Policy ― UKRI 2021/08/06 (accessed 2021-08-11)
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