Authors Alliance、LCAとAAUPと協同で米著作権局にテキストデータマイニングでのDMCAの免除を求めていると発表

2021年08月30日

北米・中南米

Authors Alliance※1は、8月24日、LCA(Library Copyright Alliance)とAAUP(American Association of University Professors)と協同で、米国著作権局に新たなDMCA(Digital Millennium Copyright Act、デジタルミレニアム著作権法)※2 第1201条の3年間の免除を求めていると発表した。

同著作権局は、著作権保護のため著作物へのアクセス制御の回避を禁じているが、特定の条件下で回避を認める例外を規定し、3年ごとにその対象の見直しを行っており、今回が8度目となる。

例外対象となれば、電子出版の文学作品や映画のTDM(Text Data Mining、テキストデータマイニング)研究において、著作物のTPM(Technical Protection Measures、技術保護手段)を回避できるようになるという。

​Authors Allianceは、アルゴリズムに関する発見を検証するために研究コーパスの内容へのアクセスが必要な状況や、セキュリティー上の懸念に対処する方法について米国著作権局と話し合ったと述べた。

※1作家の利益促進を目的とした米国の非営利団体。

※2音楽や映像などのコンテンツの不正な複製防止を目的とした米国の改正著作権法。

[ニュースソース]

UPDATE:1201 EXEMPTION TO ENABLE ​​TEXT AND DATA MINING RESEARCH ― Authors Alliance 2021/08/24 (accessed 2021-08-26)

Eighth Triennial Section 1201​​ Proceeding (2021) ― copyright.gov. (accessed 2021-08-26)