cOAlition Sは、9月2日、学術書の完全OA(オープンアクセス)化促進のための、Plan Sに準拠した推奨事項を発表した。
推奨事項は以下の5つ。
・cOAlition Sの参加機関から直接助成を受けた研究に基づく学術書は出版時にOAにする。
・著者またはその所属機関は学術書のOA化および再利用のため知的財産権を保持する。
・学術書はCC(Creative Commons、クリエイティブコモンズ)のライセンス下で公開する。
・学術書のエンバーゴはできるだけ短くし、12か月を超えない。
・cOAlition Sに参加する助成機関は学術書のOA化やOA出版モデルをサポートする。
cOAlition Sは、OAブックコミュニティーと協力し、cOAlition SのOAジャーナルやリポジトリの技術要件などを反映したガイドラインを策定していくという。
[ニュースソース]
cOAlition S statement on Open Access for academic books ― Plan S 2021/09/02 (accessed 2021-09-06)