SSP、Cabells社のハゲタカジャーナルのリストが1万5,000を超えたと発表

2021年09月09日

北米・中南米 ヨーロッパ

SSP(Society for Scholarly Publishing、学術出版協会)は、9月1日、Cabells社のハゲタカジャーナルのリストが1万5,000を超えたと発表した。

2017年の同リスト開始時は4,000タイトルだったが、現在までにほぼ4倍に増加している。

同社のジャーナル評価専門チームは、1万1,000以上のジャーナルの情報を集めたデータベース"Cabells Journalytics"の書誌情報を利用し、虚偽の出版行為を示す60以上の基準を基に疑わしいジャーナルを判断している。

Cabells社は、ハゲタカジャーナルやハゲタカ出版社の増加原因は専門家によるチェックが行われないなど効果的な査読システムの欠如であり、研究への不信感を与えている、と述べている。

[ニュースソース]

Cabells' Predatory Reports ​Passes 15,000 Predatory Journals Listed ― SSP 2021/09/01 (accessed 2021-09-08)

[小欄関連記事]

2017年06月06日 ハゲタカジャーナルのブラックリスト、有料で公開へ(記事紹介)