EIFL(Electronic Information for Libraries)※は、9月7日、科学論文の発見・評価のためのプラットフォームsciteを提供するscite社と契約を締結したと発表した。
本契約により、研究者はsciteのツール"Smart Citations"を使って、引用情報や、引用された箇所およびその周辺のテキストなどの文脈情報を通じて、論文がどのように引用されたのかを知ることができる。
また、ほかの研究者が同じ研究をどのように参照しているかなどを確認できる"Reference Check"や、通知設定などを行えるカスタムダッシュボード、9億件以上のデータからの引用文検索などの機能を利用できる。
本契約は2023年12月31日まで。コンゴやエチオピアなどのEIFLパートナー14か国の図書館は無料でsciteを利用でき、アルバニアやアルメニアなどの22か国の図書館は割引価格で利用できる。
※アフリカ、アジア、ヨーロッパの開発途上国などにおいて、図書館と協働して知へのアクセスを促進する非営利組織。
[ニュースソース]
EIFL Signs Agreement With scite ― EIFL 2021/09/07 (accessed 2021-09-09)
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2021年09月01日 arXiv、arXivLabsにscite社の引用情報ツール"Smart Citations"を追加