FORCE11、研究データ公開に関する倫理問題に対処するための推奨事項を公表

2021年09月16日

北米・中南米

FORCE11は、9月7日、研究データ公開に関する倫理問題に対処するための推奨事項を公表した。

研究データ公開の増加に伴い、データリポジトリやジャーナルが直面するデータ関連の倫理問題も増加しているため、FORCE11は一貫した適切な対応の必要性を認め、COPE(Committee On Publication Ethics、出版倫理委員会)と協力して、2021年初頭にFORCE11 Research Data Publication Ethics Working Groupを設置。世界中の研究機関や図書館、出版社から60名以上が参加する同ワーキンググループが本推奨事項をまとめた。

「オーサーシップと貢献の衝突」「法的規制上の制限」「厳格さ」「リスク」という懸念される4つのカテゴリーで、データセットがすでに公開されているかどうか、著者と連絡を取りながら問題に対処できるかどうかなどの事例別に推奨事項をまとめている。

学術コミュニケーションエコシステムでの本推奨事項の採用を目指し、FORCE11はフィードバックや提案を求めている。

[ニュースソース]

Recommendations for the handling of ethical concerns relating to the publication of resea​rch data ― FORCE11 2021/09/07 (accessed 2021-09-14)