Open Pharma、医学系査読ジャーナルのPLSに関する推奨事項を発表

2021年09月22日

北米・中南米 ヨーロッパ

Open Pharma※1は、9月13日、"Open Pharma recommendations for plain language summaries of peer-reviewed medical journal publications"を公開した。

これは、医学系査読ジャーナルのPLS(Plain Language Summaries)※2作成における推奨事項をまとめたもの。PLS作成において考慮すべき読者層(対象者)、留意点、形式や語数など10項目を示している。

Open Pharmaは、医学系出版モデルの透明性向上において、製薬会社が優位な立場にあることに言及。本推奨事項を策定した目的として、医学系ジャーナルにおけるテキストベースのPLSの作成の定着化を通じた、医学系出版物のアクセス性や包括性の向上などを挙げた。

なお、全文はジャーナル"Current Medical Research and Opinion"に掲載されている。

※1 迅速かつ透明なメディカル出版を促進するための製薬業界のステークホルダーらによる非営利プロジェクト。

※2 平易なことばで書かれた要約。内容は抄録とほぼ同じだが、非専門家にもわかるよう、専門用語などを使わず平易なことばで作成することが求められる。

[ニュースソース]

Introducing the Open Pharma recommendations for plain language summaries of peer-re​viewed medical journal publications:now published — Open Pharma 2021/09/13 (accessed 2021-09-16)

Open Pharma recommendations for plain language summaries of peer-reviewed medical journal publications — Current Medical Research and Opinion 2021/09/12 (accessed 2021-09-16)

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