APS(American Physical Society、米国物理学会)は、9月15日、同協会が発行する"Physical Review" ジャーナルの著者名変更ポリシーの詳細を公開した。
同ポリシーにより、著者は、論文の内容を修正することなく、出版済み論文の著者名を変更できる。
APSは、同ポリシーについて、トランスジェンダーのニーズに応えるために策定したが、他の理由(婚姻など)による著者名の変更も許可するとしている。
なお、2010年以降に創刊されたジャーナルについてはすべての論文の著者名変更が可能で、2009年以前に創刊されたジャーナル("Physical Review Letters" "Reviews of Modern Physics"など)については約20年前までの論文に対応するという。
[ニュースソース]
Physical Review Journals Announce Inclusive Name-Change Policy — APS 2021/09/15 (accessed 2021-09-15)
APS Name Change Policy — APS (accessed 2021-09-16)