IFLA(International Federation of Library Associations and Institutions、国際図書館連盟)は、9月23日、LIBER(Association of European Research Libraries、欧州研究図書館協会)とSPARC Europeと協同で、3年間のプログラム"KR21(Knowledge Rights 21)"を開始すると発表した。
本プログラムは、欧州における研究や調査、文化的生活のための知識へのアクセスの促進や、情報機関が教育や研究の目的で著作物に制限なくアクセスできるようにするための著作権法の改革などを目的としている。
主な活動は、公共・国立・教育・研究図書館の利用者による電子書籍の公正なアクセスの促進、研究・教育・学習を支援するための欧州でのオープンで柔軟な著作権基準の導入推進、欧州における著者の権利保持活動とオープンライセンスの取り込みの加速などだという。
本プログラムは、英国を拠点とする財団Arcadia がIFLAの支援団体SIF(Stichting IFLA Foundation)に助成する、300万ユーロ(3年間で)がベースになっている。
[ニュースソース]
Knowledge Rights 21 – 21st Century Access to Culture, Learning and Research in Europe ― IFLA 2021/09/23 (accessed 2021-09-29)