研究者のためのSNSであるResearchGateは、9月23日、Elsevier社とACS(American Chemical Society、米国化学会)の要請により、著作権を侵害したとされる約20万件のコンテンツを削除したと発表した。
これまでも同様の要請を多く受けたが、今回の削除数は特に多く、本削除に対して、否定的な反応も含めてさまざまな意見が届いているという。
ResearchGateは、研究をあらゆる人にオープンにし、常に研究者を第一に考えることが使命である一方で、出版社の権利を尊重し、常に適用法を遵守してきたと説明している。
対処策として、コンテンツのアップロード時に出版社の権利情報とユーザーのコンテンツを照合するシステム"Jarvis"の実装を開始。出版社が必要な情報をシステムに提供することで、公開が許されていないコンテンツを研究者がアップロードするのを防ぐことができるという。
[ニュースソース]
A note on recent content takedowns ― ResearchGate 2021/09/23 (accessed 2021-10-05)