Jisc、UKRIの新OAポリシー実施計画を研究コミュニティー向けに発表

2021年10月11日

ヨーロッパ

Jiscは、9月30日、支持を表明したUKRI(UK Research and Innovation)の新たなOA(オープンアクセス)ポリシーを研究コミュニティーが効果的に実施するための計画を発表した。

本計画は、既存の活動やツールを基に、研究者や研究機関、図書館、出版社と協力して、優先事項に取り組んでいくというもの。

優先事項として、UKRIの資金援助を受けた研究者や出版社にポリシーに準拠した出版ルートへのユビキタスなアクセスを提供するための持続可能で手頃なOA契約の促進、著者や研究機関が利用できるOAの選択肢の提示やワークフローの改善、報告の自動化のためのツールの提供、ポリシー実施における課題に対処するためのベストプラクティスの開発・共有などを挙げている。

本計画の一環として、" Sherpa "サービスに新たな機能の構築を行い、研究者が自分の所属機関がどのTA(Transitional Agreement)に参加しているか、どのジャーナルがそのTAの対象になっているかを確認できるようにするという。本機能は、2021年後半の提供を予定している。

Jisc's role in supporting the implementation of the UKRI open access policy(pd​f:全2ページ)

※以上、Jisc (accessed 2021-10-06)

[ニュースソース]

What is Jisc doing to suppo​​rt implementation of UKRI's open access policy? ― Jisc 2021/09/30 (accessed 2021-10-06)

[小欄関連記事]

2021年08月25日 Jisc、U​KRIの新たなOAポリシーは研究のOA化における「重要な推進力」と表明