DOAJは、9月29日、"JASPER – preserving open access journals forever"と題する記事を公開した。
DOAJは、2020年に行われたイベント"World Digital Preservation Day 2020"で、OA(オープンアクセス)ジャーナルを永続的に保存するためのイニシアチブ"Project JASPER(JournAlS are Preserved forevER)"を立ち上げた。
公開された研究成果が適切に保存されず、Web上から消えてしまうケースが多くある。これは、ジャーナルの所有者、編集者、発行者の間でアーカイブや保存の重要性およびバックアップと保存の違いについての認識の低さ、保存における財政的・技術的障壁、小規模出版社の慣行などによるものだという。
本イニシアチブは、アーカイビングを実現できていない小規模なジャーナルを支援するプロセスを構築し、学術記録を保護することを目的としている。
フェーズ1の対象となるジャーナルの要件として、「DOAJに掲載されていること」「いかなる料金も請求していないこと」「他の保存サービスにアーカイブされていないこと」を挙げている。
[ニュースソース]
JASPER – preserving open access journals forever ― DOAJ 2021/09/29 (accessed 2021-10-06)
Project JASPER ― DOAJ (accessed 2021-10-07)