Open Access Australasia※は、10月12日、オーストラリアにおける2000~2021年のOA(オープンアクセス)活動を時系列で示したポスターを公開した。
本ポスターは、同組織がCAUL(Council of Australian University Librarians)と協同で、9~10月に開催された"15th Berlin Open Access Conference"で発表したもの。
同国では、研究出版物のOA化に関する世界的な議論が始まった2000年代はじめから、連邦機関や助成機関がオープンリサーチ活動を行ってきた。
本ポスターは、2000年のANU(Australian National University、オーストラリア国立大学) による同国初の機関リポジトリの設立から、2021年のAOASG(Australasian Open Access Strategy Group)からOpen Access Australasiaへの名称変更などに至る歴史を示している。
2021年には、CAULとCSIRO(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation、オーストラリア連邦科学産業研究機構)によるTA(Transformative Agreement、転換契約または移行契約)の締結などもあり、近年、OA活動の勢いが増していることが見て取れる。
※オーストラリアおよびニュージーランドの28大学から成るOA推進組織。
[ニュースソース]
Connecting the dots: 20+ years of open in Australia ― Open Access Australasia 2021/10/12 (accessed 2021-10-13)