ケニアでOA促進に取り組むEIFL(記事紹介)

2021年10月19日

ヨーロッパ 中東・アフリカ

EIFL(Electronic Information for Libraries)※1は、10月1日、"EIFL-KLISC PROJECT ADVANCES OPEN ACCESS IN KENYA"と題する記事を公開した。

本記事は、OA(オープンアクセス)およびオープンサイエンス促進を目的とした、EIFLとKLISC(Kenya Libraries and Information Services Consortium)※2の協働プロジェクト"Institutional and national open access and open science roadmaps and training in Ethiopia, Kenya and Uganda"の、ケニアにおける成果を紹介している。

6~7月にかけて、同コンソーシアムに参加する5大学の学長や理事、研究者、図書館員、技術スタッフなどを対象とした、OAポリシーやリポジトリ、ジャーナルに関するワークショップを開催。これにより、同国内の5大学でOAポリシー策定、4大学でOAリポジトリ開設、1大学でOA出版プラットフォーム立ち上げが実現した。

2010年以来、EIFLとKLISCは、同国の60大学のリポジトリ開設とOAポリシー策定をサポートし、そのうちの45大学がOAリポジトリのディレクトリOpenDOARに登録されたという。

※1 アフリカ、アジア、ヨーロッパの開発途上国などにおいて、図書館と協働して知へのアクセスを促進する非営利組織。

※2 増大する情報リソースのコストに対応するための電子リソースへの共同サブスクリプションを主な目的とする、大学図書館や研究機関、国立図書館などから成るコンソーシアム。

[ニュースソース]

EIFL-KLISC PROJECT ADVANCES OPEN ACCESS IN KENYA ― EIFL 2021/10/01 (accessed 2021-10-18)