Springer Nature社、オーストラリアのCAULとTAを締結

2021年10月25日

アジア・オセアニア 北米・中南米

Springer Nature社は、10月20日、CAUL(Council of Australian University Librarians)とTA(Transformative Agreement、転換契約または移行契約)を締結したと発表した。

本契約により、CAULコンソーシアムのメンバーであるオーストラリアとニュージーランドの47大学および7外部機関は、Springer、Adis、Palgrave Macmillan、nature.comの学術ジャーナルを含む同社の2,000以上のジャーナルにOA(オープンアクセス)で研究論文を掲載できるようになる。また、それらのジャーナルの論文を閲覧、再利用できる。

2020年、CAULのメンバー機関の著者は同社のジャーナルに192のOA論文を出版した。本契約により、オーストラリアとニュージーランドの多くの研究成果が世界で閲読されるようになることが期待されている。

本契約は、同社がアジア太平洋地域の機関と締結する最初のTAとなる。

[ニュースソース]

Springer Nature and the Council of Australian University Librarians (CAUL) announce new partnership ― Springer Nature 2021/10/20 (accessed 2021-10-21)

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