ISUのOA契約のこれまでの経過や影響、今後の取り組み(記事紹介)

2021年10月25日

北米・中南米

ISU(Iowa State University、アイオワ州立大学)は、10月13日、"Open Access agreements expand opportunities for ISU researchers"と題する記事を公開した。

本記事は、ISUのOA(オープンアクセス)契約のこれまでの経過や影響、今後の取り組みなどを紹介している。

ISUは、2019年に最初のOA契約を De Gruyter社と締結してから、これまでにPLOSやFrontiers社、OUP(Oxford University Press、オックスフォード大学出版局)、Wiley社などの10以上の出版社とOA契約を締結してきた。

OA契約の初期のインパクトは大きくなかったが、多くの研究者がOA契約の情報を掲載した同校のWebサイトでOA契約について学ぶようになったことなどを理由に、2020年には200以上のOA論文が出版された。Wiley社とのOA契約やFrontiers社の人気の高まりによって、2021年のISUのOA論文数は425に倍増すると同校は推定している。

今後の取り組みとして、プレプリントアーカイブの支援や、OA出版のための新たなシステム開発、OAブック出版社へのサポートなど、オープン性の推進を図っていくという。

[ニュースソース]

Open Access agreements expand opportunities for ISU researchers ― ISU 2021/10/13 (accessed 2021-10-21)