NISO、出版社とリポジトリのワークフローを統合するためのプロジェクトを発表

2021年11月02日

北米・中南米

NISO(National Information Standards Organization、米国情報標準化機構)は、10月27日、プロジェクト"Integrating Publisher and Repository Workflows to Improve Research Data-Article Links"を発表した。

研究データのデポジットや公開、引用が増加する一方で技術的な障壁などが数多くあることから、本プロジェクトは技術的な問題解決のために、データや研究対象物とそれらに関連する文献とのリンクをより簡単に、より一貫性を持って行うことを目的としている。

本プロジェクトのワーキンググループは、あらゆる規模のプラットフォームプロバイダーを対象に、データセットと研究成果の間の双方向リンクで必要とされる情報をどのような通知が必要かを含めて定義し、出版社とリポジトリのシステムの相互運用およびリンクの自動作成のための推奨事項を策定していく。

また、必要なメタデータの定義、事象の用語およびデータと論文の関係における引用・リンクのタイプの用語の作成などを行う。

[ニュースソース]

NISO Announces New Project to Integrate Publisher and Repository Workflows ― NISO 2021/10/27 (accessed 2021-11-01)