NISTEP、専門家が注目する科学技術に関するアンケート調査結果を公表

2021年11月05日

日本

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、10月29日、「専門家が注目する科学技術に関するアンケート調査」(NISTEP注目科学技術2020)の結果を公表した。 

これは、科学技術予測調査の基礎情報収集および科学技術動向調査のために、専門家ネットワークに対し、7分野別に現在注目される科学技術についてアンケート調査を行ったもの。984件(回答率53%)の回答があった。

回答を分析した結果、注目する科学技術として、健康・医療・生命科学分野では新興感染症対策関連や再生・細胞医療関連などを、ICT・アナリティクス・サービス分野では量子コンピューティングやAI(Artificial Intelligence、人工知能)などを、農林水産・食品・バイオテクノロジー分野では環境DNAや培養肉などを挙げた回答者が多かったという。

そのほかにも注目科学技術が前提とする社会像や解決すべき社会課題、経済社会へもたらす便益や懸念、解決が必要な制度的課題、基盤となる人間や社会のあり方などさまざまな観点からのコメントも得られたという。

なお、NISTEPは、本調査を毎年実施するとしており、専門家の最新の知見を幅広く収集・蓄積し、それらの分析結果を公表していくとした。

専門家が注目する科学技術に関するアンケート調査(NISTEP注目科学技術2020)(html

※以上、NITEP (accessed 2021-11-02)

[ニュースソース]

専門家が注目する科学技術に関するアンケート調査(NISTEP注目科学技術2020) ― NISTEP 2021/10/29 (accessed 2021-11-02)