ScienceOpenは、11月1日、OA(オープンアクセス)に関するアンケート結果を公開した。
本アンケートは10月に非公式に行われたもので、回答者は50%以上がヨーロッパ、ほか北米、アジア、南米、アフリカなどの学者(60%)や図書館員(17%)らであった。
その結果として、83%があらゆる科学的コミュニケーションがOAライセンス下で自由に利用できれば、もっと効果的に研究を行えると考えていること、95%が有料だったために必要な研究論文にアクセスできなかったこと、83%が研究のためにOA書籍をダウンロードしたこと、50%がペイウォールのためにアクセスできなかった論文を違法にダウンロードしたことなどがわかった。
また、60%が主にCC BYライセンス下でOA論文を公開しており、そのうちAPC(論文掲載料)を支払ったのは50%未満だった。BPC(Book Processing Charge、図書出版料)の妥当な金額については75%以上が2,500ユーロ以下と回答し、OA書籍を個人的に出版した回答者の80%はBPCを支払っていなかったことなどが示されたという。
[ニュースソース]
The Results Are In of our Open Access Survey ― ScienceOpen 2021/11/01 (accessed 2021-11-05)