英国政府は、11月9日、気候変動のための研究アライアンス"ARA(Adaptation Research Alliance)"の発足を発表した。
COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)で発表された本アライアンスは、30カ国の90以上の政府機関や大学、地域組織が協力して、気候変動の最前線にいる脆弱なコミュニティーの回復力を高めることを目的としている。
本アライアンスの活動の一環として、英国とカナダが共同出資する研究プログラム"CLARE(Climate Adaptation and Resilience)"を実施する。本プログラムは、気候変動や異常気象に対応するための実用的なソリューションの開発支援を目的としており、世界の500万人に恩恵をもたらすことになるという。英国は、本プログラムへの出資額1億ポンドのうち、4,000万ポンドをアフリカに充てる。
ARAの事務局長は、気候変動への適応に必要な、現地の状況に合わせた、証拠に基づく解決策を共同で講じていくと述べている。
[ニュースソース]
Science and innovation critical to climate change solutions ― GOV.UK 2021/11/09 (accessed 2021-11-11)