OCLC Researchは、11月10日、米国のRIM(Research Information Management、研究情報管理)に関する2部構成の報告書"Research Information Management in the United States"を公開した。
同国の研究大学では、RIMへの出資が急速に進んでいるという。同国では複数のユースケースが存在し、さまざまなステークホルダーやシステムの介在により一層複雑化している。
本レポートは、同国の研究大学におけるRIMの現状を概観し、その複雑さを検証したうえで、大学のリーダーなどの組織の意思決定者に向けた提言を行っている。
Part 1 "Findings and Recommendations"は、米国におけるRIMの概要、メタデータの再利用やOA(オープンアクセス)のワークフローなどのユースケースを示し、PID(Persistent Identifier、永久識別子)やRIMの実施における所見および推奨事項をまとめている。
Part 2 "Case Studies"は、Penn State(Pennsylvania State University、ペンシルベニア州立大学)やTexas A&M University(テキサスA&M大学)などの5大学におけるRIMの事例を示し、洞察や今後の展開をまとめている。
Research Information Management in the United States:part 1 — Findings and Recommendations(pdf:全42ページ)
Research Information Management in the United States:part 2— Case Studies(pdf:全92ページ)
※以上、OCLC Research (accessed 2021-11-12)
[ニュースソース]
Research Information Management in the United States ― OCLC Research 2021/11/10 (accessed 2021-11-12)
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